ブログには何回か登場させた記憶がある「不気味の谷」という言葉。
まあ結構有名だしWikiを見てもらえばすぐに分かると思って説明は省略してきたのだが、結構たずねられるので書いておく。
不気味の谷とはRPGやアクションゲームなどに出てくる谷などとは違い、モノの例えである。
人間は、人間の形をしたロボットやCGの絵、動きが人間味を帯びていると親しみを持つようになる。
つまりリアルになればなるほど愛らしく思えてくるのだが、ある一定の範囲を超えると途端に嫌悪感を覚えるようになる現象のこと。

Wikiにあるのにわざわざ自分でグラフを作った。
ロボット工学やCGデザインにおいてリアルを目指すときには必ず到達するものであり、
不気味の谷を越えて完成されたものはまだ存在しない。
不気味の谷に入った造型を見たとき確かにどこか奇妙な違和感や嫌悪感を感じるのだが、
はたしてどこが悪いのか、どこを直せばいいのかがハッキリ分からないのだ。
さらに、この現象を超えた先が果たして本当に好感が持てるものと成り得るのかも分かっていない。
人間に究極に近い物体がそこにあったとして、人間はそれを見てどう感じるのか推測でしかないのである。
なので前述のグラフについても、谷の先が右肩上がりとは限らない。
最近、リアルだと騒がれる人間のCGにはある一定のルールがあり、
それを守ることによって不気味の谷を越えるのではなく不気味の谷を回避している。
簡単に言えば人間的特徴をつけすぎないこと。
モデリングは精確にやったとしても皮膚の質感や髪の毛にはデフォルメを加え、
「リアルなんだけど実はリアルじゃない」というコンセプトをキープすればいい。
究極にリアルな人間のCGを追求して絵そのものが気味悪がられたら商品として成り立たないのである。
ここで「リアル」な動画を一つ。
→
でかいサイズやはりよく見るとデフォルメを入れてるところが見えるが、かなりリアルに近いと思う。
決して美少女でもない平凡な印象が見えるが完成度としては個人的には高い。
日本では所謂「キャラもの」しか売れないので、こういった発注はなかなかないだろうね。
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